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自民党の総裁選が告示されました。レースの本命とされる菅義偉官房長官は「デジタル庁」の創設を検討していますが、これによって私たちの暮らしはどう変わっていくのでしょうか。 ポスト安倍の座をかけた、三つどもえの戦いが始まりました。
自民党・石破茂元幹事長:「我が自由民主党は国民政党として日本国のために、次の時代のために全身全霊で臨んで参りたい」
自民党・岸田文雄政調会長:「自分が輝くのではなくしてチームの一人ひとりを輝かせる。こういったリーダーを目指したい」
菅義偉官房長官:「安倍総理が進めてきた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めたいと思っております」
8日、会見に挑んだ候補者3人。そのなかでも最有力候補とされている菅長官が打ち出した「デジタル庁」創設に注目が集まっています。
菅義偉官房長官:「複数の役所に分かれている政策を強力に進める体制としてデジタル庁を新設したいと思います」
「行政のデジタル化」を目指し、各省に分かれているデジタル部局を集約、一つの省庁にまとめるというものです。しかし、行政のデジタル化は今に始まったことではありません。安倍政権下で、鳴り物入りで誕生したサイバーセキュリティー担当大臣。おととし、大臣を務めていた桜田氏は国会でUSBについて問われると…。
櫻田義孝サイバーセキュリティー担当大臣(当時):「使う場合はその穴を入れるみたいらしいんですけど、細かいことは分かりませんので…」
“パソコンを使わない大臣”として海外メディアにも取り上げられてしまったことも…。また、今のIT担当大臣はIT化の対局にいた「はんこ議連」の会長を務めていた竹本直一大臣。コロナ禍で物議となったテレワーク下の「はんこ出社」について問われ…。
IT担当大臣・竹本直一:「そこはもう民・民だから話し合って頂く以外ないのかなと」
この回答に「問題に向き合っていない」などと非難の声も上がりました。世界からも遅れを取る行政のデジタル化。果たして、菅長官が目指すデジタル庁の姿とは。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース